ショパン

昨日10月17日は、ショパンの命日でした。
ショパンの心臓が眠っているワルシャワの聖十字架教会では、ショパンの追悼コンサートが毎年行われます。
私もショパンの作品がとても好きです。
小学生の3、4年生の頃初めて弾いたのがショパンの子犬のワルツでした。
ショパンはポーランド出身というのは、よく知られていますが、その後ウィーンではあまり活躍できず、20才頃から亡くなる39歳までフランスに移住して、充実した作曲活動をしました。
その間には、貧困や失恋で孤独も味わったそうです。
ショパンの名言は、作品に通じるところがあります。
「毎朝、非常にゆっくりのテンポで練習し、指をしなやかにしなさい。」

「シンプルは、最終的な目標です。とてつもない膨大な量の曲を演奏した後、その報酬として、シンプルさを手に入れる事ができます。」

「人は決していつも幸せではない。幸せは大抵ほんの僅かな間だけもたらされる。この貴重な幸せをしっかり堪能しようではないか。」

「バッハは、天文学者で最高に素晴らしい星々を発見した。ベートーベンは宇宙に挑戦した。私はただ人間の魂と心を表現するだけだ」

ショパンの作品を弾いたり聴いたりしていると、あの美しいメロディーやドラマティックな場面に心が奪われてしまいます。ピアノの詩人という言葉が本当に似合いますね。
こんなにも素晴らしい作品をこの世に残してくれたショパンに感謝して、これからももっと大切に練習したいと思います。
好きな曲は沢山ありますが、今日練習したショパンのスケルツォ第2番変ロ短調Op31も大好きな曲の1つです。
皆様は、ショパンのどの曲がお好きでしょうか?

ピアニスト 中川寛子のホームページ

レストランや演奏会で演奏をしているピアニストです。 優雅なひとときを過ごせるように、心を込めて弾いてます。